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ポジティブ心理学研究所

幸福度(EQ)アップの研究所です。ポジティブ心理学に出会う前の古い記事はネガティブなので注意。

たった4日で覚える囲碁入門!【3日目(2)】 囲碁電王戦をより楽しく観るために

囲碁

3日目が終わるギリギリ滑り込みの更新。

3日目その2では、石の死活について学習していきます。

石の死活とは

石には死んでいる石生きている石という2つの状態があります。

死んでいる石とは

死んでいる石とは、その後どうやっても相手に取られてしまう運命にある石のことを言います。

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上の白の一団は死んでいます。どうやっても生きることができません。

なぜ死んでいるのでしょうか。

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黒から中に打ち込んでみましょう。この時点で白の一団の呼吸点(駄目)は残りひとつです。
次に黒に△に打たれると取られてしまうアタリ状態になっているので白は黒を取ってみます。

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黒石を取り上げた状態です。まだ白はアタリになっています。

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結局黒に取られてしまいました。

なので白は最初の状態で既に死んでいたことになります。

生きている石とは

生きている石とは、死んでいる石とは反対に、その後にどうやっても相手から取る手段のない石のことを言います。

f:id:lettuce0831:20140214231028p:plain

上の図の白の一団が生きている石です。先ほどと何が違うのでしょうか。

なぜ、この石が生きているのか理由を探ってみましょう。
生きている=相手から取る手段がないということなので、黒から白を取る方法を探してみます。

相手の石を取るには呼吸点を全て塞がなくてはいけません。

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黒はに入れるでしょうか?着手禁止点ですよね。入れません。

ではには入れるでしょうか?

こちらも着手禁止点ですね。入れません。

もうおわかりでしょうか?黒はにもにも入れません。

ということはこの白にこれ以上手を出すことができません。よってこの白の一団はこの後絶対に取られることがないのです。

これが石が生きている状態です

生きている石と死んでいる石の違い

両者の違いが分かりましたか?両者の運命を分けた理由はなんでしょうか。

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生きている石には空間が2つあるのがおわかりでしょうか?

ひとつの空間を眼(め)といい、2つ眼がある状態を二眼(にがん)といいます。2つ眼を持って生きている状態を二眼の生きといいます。

ではもういちど死んでいる石をみてみましょう。

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どうでしょう、たしかに空いている地点は2つありますが連続していて部屋が分かれていません。

つまり眼がひとつの状態です。

眼はひとつしかないと死んでしまいます。2つの部屋に分かれていることが重要なのです。

他の生きている石の例

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この白石の一団はこの状態で生きています。部屋がひとつに見えますが、なぜ生きているのか考えてみてください。

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黒1に打たれたとします。そうすると白2に打つことで二眼ができます。

黒はこの後F1にもJ1にも入れないことがおわかりでしょうか。

逆に黒から2に打ってきた場合は白は白1に打つことで同じ状態になります。

つまり、部屋を明示的に必ず2つに分けなくても将来的に分けれる余地、手段がある状態であれば石は生きていることになります。

相手の石を殺す

石が生きるためには2つ部屋を持たなければいけないということを学習しました。

それでは、相手の石を殺す(死なせる)ためにはどうすればいいでしょうか。

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この図で白が生きるためには、部屋の空間を分けなくてはいけません。つまり△に打たないと生きれませんね。

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ということは、逆に黒からこの白の一団が生きることを防ぐには黒もその地点に打てばいいのです。

白は、黒に先にここを先着されると同じ場所に打つことはできません。つまりここから二眼を作る手段がないので、ここに打たれた時点でこの白の一団は全滅してしまいました。

死んでいる石は放置

死んでいる石は基本的に終局までそのまま放置されます。終局すると、死んでいる石と、ゲーム中に相手から取った石は相手の陣地へ返します。

陣地では、石の数はカウントされないので陣地が埋まる分だけ、相手の陣地が減ることになります。

石の死活がわかったことで終局のタイミングもわかる

さて、石の死活を学習しました。

これでようやく終局のタイミングについても学ぶことができます。

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3日目(1)でも出した終局図ですが、この図は終局しています。この後、陣地を変動させる手段がないからです。

ではなぜその手段がないのでしょうか、空間はまだまだ空いています。

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黒から、その空いている地点に打ってみましょう。

先程も学習したように、ここに打っただけでは黒は取られてしまいます。白から取られないようにするにはここで二眼を作らなければいけません。

2つの部屋という所帯を持つにはそれなりに広さが必要です。

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この後、どのように進めても相手が失敗しない限り黒は二眼を作れずに取られてしまいます。

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取られました。

ということで、元の終局図から手段はなかったことになります。よって終局ということです。

終局してない例

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この図は終局していません。どこが終わってないかよく観察してください。

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△の地点の境界線がまだ定まっていないのがおわかりでしょうか。

ここにどちらが先行するかでお互いの陣地に変動があります。

黒から先行した図

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白から先行した図

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終局してない例2

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さて、この図もまだ終局していません。どこに欠陥があるかわかりますか?

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黒がこのまま放置すると、白○に打たれて、黒△が取られてしまいます。この黒△はもう助かりません。

試しに逃げてみましょう。

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黒1〜白4までになって、逃げ場がなく取られてしまいました。

なので黒は元の図の時にG2H2に補強が必要でした。補強して終局になります。

ルールその5、セキ

さて、いよいよ最後のルールです。

その前に、ルールとは異なりますが攻め合いという攻防があるのでそれを学習しておきましょう。セキは攻め合いを知っていてからのほうが理解しやすくなります。

攻め合い

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攻め合いとは、お互いに生きていない状態の石が、どちらが先に取れるかを競っている状態のことです。

上図では、黒△の石も白□の石もお互いに眼がなく生きていないことがおわかりでしょうか。

彼らの運命をわけるのはその手数になります。手数とは、後何手でとれるかということです。要は呼吸点の数ですね。

攻め合いでは、基本的に呼吸点の多い石のほうが勝ちます。上図では黒△が2手、白□が3手ありますね。
この場合、先手が黒番でも白石が勝ちます。

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黒1から白を取りにいきます。白も2と取りにいきます。

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白4まで、先に白のほうが相手を取ることができました。

セキ

攻め合いを理解できたところで最後のルール、セキです。

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またも、黒△と白□の石がお互いに生きていない状態で絡みあっています。

これも攻め合いでしょうか。お互いに手数は同じです。手数が同じ場合、先着したほうが勝ちます。

黒から

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黒から先に取りに行きます。

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逆に取られてしまいました。

白から

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では今度は白から先に取りに行きます。

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逆に取られてしまいました。

セキ=お互いに手出しできない

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ということで、この状態からお互いに先に手を出したほうが取られてしまいます。ということは手が出せません。

セキはお互いに手を出せないで、お互いに生きている状態の石です。

セキは0目の地として数え、このまま終局まで放置されます。

ルール説明は終了

さて、これで囲碁のルールを全て説明し終えました。

基本的なルールは非常に少ないことがおわかりいただけたかと思います。

最終日となる4日目では、囲碁の様々な手筋*1や、19路盤*2のことに触れてみます。

例によって、わからない部分があればご質問ください。

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*1:テクニックのこと

*2:正式な対局で使う碁盤。今回まで使用した碁盤は9路盤。