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ポジティブ心理学研究所

幸福度(EQ)アップの研究所です。ポジティブ心理学に出会う前の古い記事はネガティブなので注意。

たった4日で覚える囲碁入門!【4日目(1)】 囲碁電王戦をより楽しく観るために

囲碁

さあいよいよ最終日です。

ルールの説明は3日目までにし終わりました。

最終日となる4日目では、囲碁の手筋、および19路への導入。そしてコンピューター対戦やネット碁のことを紹介します。

では3日目で学んだ石の死活のおさらいをしましょう。

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問題、この黒は生きている?死んでいる?

正解は続きで。

答え

A. 死んでいます。

欠け目

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問題の図はが2つあって生きているように見えました。ではなぜ死んでいるのでしょうか。

図をよく見てください。

△右上の3子がアタリになっていることにご注目ください。

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後々白にこのように取られてしまいます。するともう一眼しかないのがおわかりですよね。

そうです、△の地点は実は眼のようで、眼ではなかったのです。

このような、一見、眼にみえて実は不完全な眼のことを欠け目といいます。

欠け目の応用

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白番です。上の図の黒を殺してみてください。どうしますか?

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白1とここに打つのが正着です。D1G1に打ったのではF1に打たれて二眼ができてしまいます。

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黒は黒2と取り返しますが、△の地点が欠け目になっていることがおわかりでしょうか。よってこの黒は一眼しかなく死です。

このように、相手のふところに打ち込んで、眼を欠け目にする手筋のことを打ち欠きと言います。

中手

3日目の石の死活で説明した図です。

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この白の一団は、黒○によって二眼が作れなくて死んでいますよね。

このように、相手の眼のできるところに打って眼をつぶす手筋のことを中手(なかで、なかて)といいます。

これは3目の中に打つので三目中手といいます。

中手の種類

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中手には3〜6目までの種類があります。上記の図でそれぞれ白○によって、それ以上どうやっても二眼が作れないということを、応手を頭の中で進行させてみてご確認ください。

中手と打ち欠きは相手の石を殺す基本的な手段

この中手と打ち欠きは相手の石を殺すために用いる基本的な手段で、実戦でも頻出します。ぜひともマスターしておきたい手筋です。

相手の石を取る手筋

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さて、黒番です。この図でE2の白石を確実に取りたいとします。

どう打てばよいでしょうか。

失敗例

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黒1から取りにいくと白2〜4までとなり逃げられてしまいます。

石を取るコツは狭い方へ追う

相手の石を取るコツは、狭い方へ、逃げ場のない方へ追うことです。広い方へ追いかけてしまうと逃げられてしまいます。

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黒1から5まで、盤の端へ追うことで相手は逃げ場がなくなり、確実に取ることができました。

シチョウ

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さて、黒番です。白△を確実に取ってください。

失敗例

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黒1と追いかけると、先ほどのように逃げられてしまいました。

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黒1と、こちらからアタリにするのが正解です。

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ですがこの後、黒3と追いかけてしまうのはまたもや白4と逃げられてしまいます。2手目以降も大切です。

アタリの連続にする

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黒3ではこちらからアタリにするのが正解です。

白は必然4〜10まで逃げますが、黒はアタリ、アタリと連続させて追いかけます。階段上に追うのがコツです。

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白はずーっと逃げていきますがやがて逃げ場がなくなり…

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全部抜け落ちてしまいました。

結局逃げた分だけ白は大損害になってしまいました。黒がF7にアテた時点で取られている運命だったので白は逃げずに放置するのが損害を広げない得策となります。

このように相手を階段上に追いかけて、取ってしまう手筋をシチョウといいます。

シチョウ知らずに碁を打つなという言葉があるくらい頻出する基本的な手筋ですので見落とさないようにしましょう。

シチョウアタリ

相手の石を取るための最強の手筋に見えるこのシチョウですが、いつでも成立するわけではありません。

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先ほどの図から少し違いが生じました。左下に白石がひとつ増えています。

この場面でもシチョウは成立するのでしょうか、先ほどと同じように追いかけてみましょう。

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階段上に追いかけていくと

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おや、待ち構えていた相手の石とつながってしまいました。

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こうなるとB3と引き続き追いかけてみてももう無駄です。相手の呼吸点が増えているため、アタリにならないのです。

すかさず白○と相手の反撃をくらい、黒△の石が両方ともアタリになってしまいました。これを両アタリといい、どちらも同時に助けることはできないのでどちらかが必ず落ちます。

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1と守っても白2と取られてしまい、その後も△に断点ばかりが残って黒はキズだらけです。

シチョウに失敗すると、自分自身がボロボロになるということを覚えておきましょう。

また、このようにシチョウの先で待ち構えている石のことをシチョウアタリといいます。

シチョウを仕掛ける際にはシチョウアタリがあるかないかを見極めることが重要となります。

ゲタ

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黒番です。

先ほどと似たような図です。白△を取りたいのですが、左下にシチョウアタリがあるためシチョウは成立しません。

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このような場合、黒1とここにフタをするのが手筋となります。

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白は2から脱出を試みても黒5まで、完全に動きを封じられています。先に白4から動いてみても同じです。

このように、相手にフタをして身動きを封じてしまう手のことをゲタハカセといいます。

下駄を履かせるから「履かせる」→「履かせ」と転じたものですね。最近ではもっぱらゲタが主流ですのでゲタと覚えておけばよいでしょう。

ウッテガエシ

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黒が白に分断されていて、左上隅と上辺の黒石がピンチです。

ここは白△を取ってひとつにつながりたいところです。

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黒1と素直に取りにいったのでは白2と逃げられてしまいます。

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ここは黒1と放り込むのが正解となります。

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白2と、相手に一旦取られてしまうのですが…

よーく、白の3子を見てみると…

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白3子がアタリになっていました。黒3と白をすべて取ることができ、左上隅と上辺の黒が生還しました。

このように、自分の石をわざと犠牲にして相手を取り返してしまう手筋のことウッテガエシといいます。

一旦は相手にとられてしまうのですが黒が払った犠牲はひとつです。それ以上に得たものが大きいので捨て石にしても痛くないのです。

ちなみに、ただ取られただけでそれに見合う利益を得てないものは捨て石とはいいません。捨てた以上の利益を得ることが捨て石の極意であり定義です。

追い落とし

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黒番です。白△をまるごと取ってしまいましょう。ウッテガエシの応用です。

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ここでは黒1と打つのが正解です。D5F5では逃げられてしまいます。

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白2ときたら、黒3とストップします。白4で一旦相手に石は取られてしまいますが…

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白4には黒5と打ち、白4と△をアタリにします。

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アタリなので白は6とつなぎますが、よく見てください。

白6とつないでもなお、白全体がアタリのままです。

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ということで全ての石を取ることができました。

このように、アタリを繋いでもまたアタリの状態にする手筋のことを追い落としといいます。他にはトントンといった言い方もあります。

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ちなみにこの形は鶴の巣ごもりといって、とても有名な形です。実戦でも時々出現することがあるので事前に察知して回避するようにしましょう。

石のつなぎ方

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この白石には△の地点にキズがあります。

キズとは分断されてしまう箇所のことです。

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黒にこのように打たれると、白石が2つに分かれてしまいそれぞれの石が弱体化してしまいます。

石はつながっていたほうが強いのです。

ちなみに、この黒のように相手の石を分断する手のことをキリ(切り)といいます。

キリを防ぐ

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キリを防ぐには、簡単ですね。

このように直接その場所に打ってしまえばいいのです。このように石と石を接続する手のことをツギ(継ぎ)といいます。

ツギにはいくつか、方法があります。

上の手は直接つないでいるのでカタツギ(固継ぎ)といいます。

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これは、直接△には打っていませんが、これでもキリを防いでいます。

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黒1と打ってもすぐに白2で取り返せますね。

このように間接的にキリを防ぐつなぎ方をカケツギ(欠け継ぎ)といいます。

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もう一歩進んだつなぎ方ではこのようなつなぎ方もあります。ケイマツギ(桂馬継ぎ)といいます。一見スカスカのようですが、これでもキリを防いでいます。

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試しに黒1とキリを入れてみても白2〜10まで、黒石を取れました。つまり黒はここには切れないということです。

カケツギカタツギケイマツギは、どれも一長一短ですので、場面に応じて使い分けることが重要です。

継ぎ方が限定される場面

上の例では、どのツギ方でも大丈夫な例でした。

しかしそのツギ方でないといけない、という場面も存在します。

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この図では白に断点が2つあります。

この場合カタツギですとどちらか一方しか守れません。

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このようにカケツギにすることで、一手で△の断点を両方とも守れました。

このように2箇所の断点を同時に守るカケツギのことをラッパツギといいます。使いこなせるととても協力な武器になるのでぜひとも覚えておきましょう。

次回はいよいよネット碁デビューへの手ほどき

さて、9路を使用した解説はここまでとなります。

最終回となる4日目(2)では、19路への導入、そしてCOM対戦やインターネット碁会所までの手引き、など最終回にふさわしい情報を紹介します。

ここまでてわからないところがあればお気軽にご質問ください。

最終回はこちら -> たった4日で覚える囲碁入門!【最終回】 囲碁電王戦をより楽しく観るために - 現代版徒然草 〜めぐりあいWeb〜

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