- ネガティブな感情や弱点すらを味方につけるホールネスとは
- 上手に手を抜けば仕事の成果も最大化される幸福優位の仕事術
- 成功するには20%のダークな感情が必要な理由
- 人生の満足度を測定するフラリッシュテストをやってみよう
- ネガティブな感情受け入れるといいアイデアが出やすくなる
- リア充を超越!負の感情を利用してやる気を高めるには
DaiGo放送でやっていた以上の内容を雑にまとめました。
ホールネス
物事にはすべてポジティブな面とネガティブな面がある。
ネガティブだと思われがちな性質や出来事のポジティブな面を見ようという考え。
ネガティブな物ひとつに大して4ついい物を書き出してみよう。 Negative=P+P+P+P
例えば
協調性がない=独自性+リーダーシップ+流されない+ 臆病=慎重+リスク回避できる+
などなど
ネガティブなものを全て避けようとすると逆に幸福度が下がる。
ネガティブを完全に避けるとそこから得られるものも得られなくなる。
8割はポジティブなことを考えしかし2割はネガティブがないと幸福度が高まらない。
ネガティブな事柄に出くわしたら、それが全体の2割でしかないことを考える。
人間には必ずネガティブな面とポジティブな面があってポジティブな面が80%。
社会的成功をする人が持っている3つの性質がある
ルーズヴェルトは以下のような性質を持っていた。
1つ目はマキャベリズム。目的のためには手段を選ばないやり方。
2つ目はナルシシズム。自己愛。
3つ目はサイコパシー。社会性がなく、人の感情を無視した行動がとれる。
ネガティブな面に見えるが、ホールネスという考えができていてうまくいった。
上手に手を抜けば仕事の成果も最大化される
幸福をいたづらに追求してはいけない。
上を目指し続けるのは実は幸福ではない。
会社であれば、社員が常に上を目指すよりも、どうすれば社員がいい気持ちになるかを考えたほうがいい。
ストレッチゴールを作り上を目指している人より、楽しんでいる人のほうが成果を出しやすい。
それと同じでポジティブさをいたづらに求めるといいことがない。ストレッチゴールを設定してもっと上もっと上を目指している人は収入が高く幸せそうにみえるが幸福度があまり高くないということがわかっている。
幸福度が高い人は収入がそれほど高くなく、勤勉さが低い。
ドイツは仕事が定時に終わり遊びを楽しむ。
楽しいと思えることをやったほうがいい。仕事はどうやったらうまくいくかよりもどうやったら楽しくなるかを追求したほうがいい。
当てはまらない 1〜7 当てはまる
- 自分は目的を持った意味のある人生を送っていると思うか
- 周囲の人々の力になり、周りから恩恵を受けているか
- 仕事など日々の活動に熱心に取り組めているか、興味があるかどうか
- 周りの人が幸せに暮らせるように自分が貢献していると思うか
- 人生をかけてこれをやりたいという自分の中で大事な活動で優れた能力を持っているか
- 自分はいい人間で、まっとうに暮らしている
- 将来に大して楽観的
- 人から尊敬されているか
自分は
- 自分は目的を持った意味のある人生を送っていると思うか 4
- 周囲の人々の力になり、周りから恩恵を受けているか 4
- 仕事など日々の活動に熱心に取り組めているか、興味があるかどうか 4
- 周りの人が幸せに暮らせるように自分が貢献していると思うか 4
- 人生をかけてこれをやりたいという自分の中で大事な活動で優れた能力を持っているか 4
- 自分はいい人間で、まっとうに暮らしている 7
- 将来に大して楽観的 4
- 人から尊敬されているか 4
35/56
すべて4だと32点になるので32点より上だったらまあまあポジティブ
アメリカで3000人を対象にしたこの実験でフラディッシュ持続的な幸福を得られている人間は全体の17%しかいなかった。
40以上ならば幸福を得られている。
それ以下ならネガティブを上手に使うことを考えたほうがいい。
感情のタイムトラベルエラー
人間は将来自分のことを幸せにしてくれるものは、不幸に陥れるものはなんなのかということをちゃんと予想できない。
ネガティブなものを避けようとするが、人間にはネガティブなものを乗り越えて成長することができる。
人間は未来に対してのバイアスがある。将来のいいことを過大評価して、苦しみを超える力・能力を過小評価する傾向にある。
自分の能力を過小評価するため挑戦を避けてしまう。
このバイアスを知っていると挑戦できるようになる。
乗り越えることによって得るものが大きいというのがネガティブが持つポジティブの面。
ネガティブな感情を乗り越えて幸福になった人は、ずっとポジティブだった人よりも9%も創造性に富んでいる。
ネガティブ優位性
ネガティブなものを取り払うのではなく利用することを考える。
物質的な豊かさがメンタル的な適応力を奪ってしまう
物を買うことで安心してしまう。逆に物がないと不安になってしまう。
GDPが高くなるほどその国・人はせっかちになってしまうことがわかっている。
物質的な豊かさがメンタルの弱さにつながってしまう。
ネガティブな人が自己破壊的になってしまう思い込み
1、成功しないと周りの人に認めてもらえない
2、人間は正しいことをするべきで、そうじゃないとダメ人間だと思うってしまう
3、人生は安心で安全で楽なことが自然であって不便さや不快さがあってはいけない
人格と感情は別。
凹みやすいネガティブな人間だと思っている人がいるが、人間の感情は環境によるもの。
人格とは別。
例えば
集中したいのに漫画を読んでしまう→誘惑に負ける弱い人間→人格は関係がなく漫画を読める環境が悪い
人格のせいではなく環境によるもの。自分の人格の責任ではないと考える。
人間はネガティブなものに対する反応などが記憶に残ってしまう。楽しい出来事は忘れてしまう。
退屈
カルガリー大学ピュータートゥーイ先生
退屈と感じる時間にも意味がある。
怒り
怒りという感情をいい面でみる。
怒るとリスクと取りやすくなる。 つまり挑戦しやすくなる。 普段怒らない人が怒ると問題解決能力が上がる。
成功者の3つの特性
マキャベリズム
決断能力が高い
1つ目はマキャベリズム。目的のためには手段を選ばないやり方。
ナルシシズム
自己愛は強いが、他人の魅力を見つける能力も高い。
自己愛の目を他人に向けた時に人の長所も見つけやすい。
サイコパス
自分がブレにくい。他人の感情によって流されにくい。
普通の人が恐怖を感じたりする状況でも取り乱さない。
心が冷静。怖いものしらず。
アメリカの大統領を調べた研究によると、サイコパス傾向が強いほど優れた業績を上げている。
みんなに嫌われたくない好かれたいと思う人は大した成果を上げられない。他人に嫌われていいくらい尖ってないと成果は上げられない。
出典

- 作者: ロバート・ビスワス=ディーナー,トッド・カシュダン,高橋由紀子
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